【Windows】0x800f0825エラーでWindowsUpdateに失敗したときの解決方法について

Windows

こんにちは!今回はWindowsUpdateのエラーで0x800f0825が発生したときの対処方法についてまとめていきたいと思います。

事象

WindowsUpdateが行われた際に、イベントビューアや「設定」のWindowsUpdateの項目にエラーコードとして「0x800f0825」が記録されることがあります。

この状態では、何度更新プログラムを実行しても、それを適用することができません。

また、この状況が発生しているOSでは、スタートメニューが開けなかったり、特定のストアアプリなどが起動できなかったりすることがあります。

原因

今回の場合は主にOSやアップデートに関するファイルが壊れていることが原因になっているようです。

WindowsUpdateでは、新機能が追加されたり古い機能が廃止されたりとインストール/アンインストールの動きを行っており、その際にファイルが壊れていたりしたために導入に失敗したという意味合いのようです。

解決方法

DISMを使ったOS修復

まずは、上記のMSのエラーコード表に書かれている通り、DISMによる修復を実行するのが良いと思います。

RestoreHealthだけでなく、ComponentCleanupも有効であることが多いので合わせて実行するのがおすすめです。

同様に修復するコマンドである「sfc」やディスク修復コマンドである「chkdsk」なども併用すると尚良いでしょう。

chkdsk /f
sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-image /StartComponentCleanup
DISM /Online /Cleanup-image /RestoreHealth

※ハードディスクが物理的に壊れているときにも同様のエラーが表示されることがあります。その際はchkdskにて症状を加速させてしまうこともありますので、状況に合わせてお使いください。あくまでもハードウェア的に故障障害が起きていないことが前提です。

別の記事でこれらのツールは解説しておりますので、良ければこちらもご参照ください。

トラブルシューティングツールを使った修復

トラブルシューティングツールでの自動修復も有効です。
私が遭遇したケースではかなりの頻度で解決することができています。

大体のケースでは古い機能に破損があり、それを修復してくれることによって直っているといった印象です。

こちらも使い方について解説していますのでこちらの記事をどうぞ。

MicrosoftStoreのリセット

OSの更新によって使用できなくなるストアアプリが含まれていたりするとこのエラーになってしまうことがあります。

ストアをリセットしてから再実行することで正常にストアアプリが更新されて適用可能になるケースもあります。

ストアのリセットは下記コマンドを使ってみるとよいでしょう。

wsreset

もっと詳しいリセット方法はこちらの記事にまとめてあります。
よかったらご参考にしてください。

SoftwareDistributionとcatroot2フォルダのクリア

SoftwareDistributionとcatroot2フォルダに余計な情報が残っていると失敗するというケースもあります。

SoftwareDistributionはWindowsUpdateの一時ファイル、cartoot2フォルダにはパッケージの署名が格納されています。

これらのファイルが破損している状態になってしまうと作業が続行できずに失敗してしまうようです。

どちらも中身を削除すると再生成されるため、これによって破損を解消することができるかもしれません。

■SoftwareDistributionのパス
%windir%\SoftwareDistribution
■catroot2のパス
%windir%\system32\catroot2

これらの中身を削除し、再起動後に更新を実行すると成功することもあります。

OS上書きによる修復

最後はいつものOS上書きによる修復です。
強力な修復方法ではありますが、手間がかかります。

時間に余裕のある場合は候補に挙がってくると思いますので、最後の手段として実行してみるとよいかもしれません。

OS上書きについてはこちらをご参照ください。

あとがき

今回は「0x800f0825」エラーの解消方法についてご紹介させていただきました。

個人的にこのエラーは、何度か機能更新プログラムを適用している…つまり長く稼働しているPCで割と多く見かけている印象です。

やはり使用している期間が長ければそれだけ問題のあるファイルを蓄積してしまうのでしょうね。なかなかOSの健康を維持していくのは難しいものです。

大体のケースではトラブルシューティングツールの自動修復一発で解決しています。次点でハードディスクの論理エラーでしょうか。

発生原因は多岐にわたりますが、直らないケースは稀かと思いますので、修復にチャレンジしてみてくださいね。

何かのお役に立てれば幸いです。

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