こんにちは!今回はintel Trusted Execution Engine Interface:以下、TXEI(IntelPTTEkRecertification.exe)が再起動の度にエラーを出し続ける事象について解決方法を紹介します。
私の場合はハードディスクの空き容量がやたらと少なくなってしまい、どうしたものかと調べていました。その結果、セキュリティソフトがこのドライバエラーを検知し、エラー報告用と思われるファイルを蓄積してしまうことが原因でした。
根本的な解決のため、そもそもエラーを出しているドライバの修復を行いました。
事象
Windows10 Build.1903からBuild.2004へのOS更新後(FU)、イベントログにIntel TXEのエラーが再起動毎に出力されていました。(イベントログ上は「IntelPTTEkRecertification.exe」)それに伴い、セキュリティソフトのエラー報告ファイル等が増大し、ディスクを圧迫してしまいました。

原因
Windows更新時にドライバに不具合が発生してしまい、再起動毎にイベントログへエラーが出力され続けるようです。
Windows10 Build.1809以降へ、古いBuildからの更新には大幅なシステム変更があるらしく、様々なメーカーサイトのドライバを見ると、そのあたりを区切りにしてドライバが分かれていることが多いです。
Intel TXEIも同様に、1809を境目にして不具合が発生するケースが多いようです。
回避方法
私のケースでは、新しいドライバに更新することで、エラーが回避されました。Intelの公式ページからダウンロードし、上書きにてインストールしました。
インストールの際には、自身のコンピュータにあったドライバを探す必要があるため、Intelの自動アップデートツールを使うか、ページをよく読んで作業してください。
セキュリティウェアとの兼ね合い
私が確認できた環境では、Symantec Endpoint Protectionでしたが、このエラーを検知して、エラー報告用のログファイルをローカルにため込んでいました。およそ30GB程度を食いつぶしていました。

本エラー修正後は、セキュリティソフトやディスクのクリーンアップも必須になるかと思います。
それでも改善されない場合
残念ながら他の原因があるのかもしれません。OSの修復や上書きインストールを試してみると良いかもしれません。
あとがき
今回はintel TXEIが再起動の度にエラーを出し続ける事象について解決方法を紹介しました。
intel TXEIは、セキュリティに関わるドライバですので、特に法人で運用されている場合は迅速な対応が求められる部類になると思います。
本記事ではこのドライバのみに言及していましたが、FU更新を重ねたWindows10ではどのドライバが似たようなエラーを発生してもおかしくないと考えられます。
特にメーカー出荷時点でWindows10 Build.1809以前のものは、それ以降のBuildに更新後、是非ともドライバのアップデートも同時に行った方が良いでしょう。
私のケースではディスクの圧迫で済みましたが、場合によっては起動できない・動作が遅くなるなどの悪影響は十分に考えられます。
半年ごとの更新によって性能を高めていくWindows10ですが、長く使用するにはそれ相応の対処が必要になってしまうのは少し残念です。ですが、しっかりと付いていければ、いかに古いハードウェアでも安心して使い続けられるのはメリットですね。(ちょっと大変ですが・・・。
何かのお役に立てれば幸いです。
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