こんにちは!今回はマイクロソフトからWindowsのインストールディスクイメージを取得する方法として、「MediaCrationTool」を使った方法を紹介します。
主に、リカバリメディアのないメーカー製PCや、自作PCなどでディスクをなくしてしまった、ネットにつながっていないWindowsの更新を行うのにイメージが必要などといったケースで役立つかと思います。
マイクロソフトからのダウンロードになりますので、インターネットに接続できる環境でないと、もちろんダウンロードすることはできませんのでご注意ください。
また、定期的にWindowsの更新合わせて、ダウンロードできるインストールディスクも更新されて行きますので注意してくださいね。
Media Creation Tool をダウンロードする
まずはマイクロソフトのサイトからMediaCrationToolをダウンロードしましょう。
下のリンク先にダウンロードページがあります。
ページに移動できましたら、「ツールを今すぐダウンロード」をクリックします。
すると、自動的にダウンロードが開始されます。
※このファイル自体はイメージファイルではありませんので短時間でダウンロードできます。
ダウンロードが終われば、これでツールの準備は完了です。
exe形式でダウンロードされますので、そのままダブルクリックすればMediaCrationToolが起動します。
Media Creation Tool でディスクイメージをダウンロードしてみる
MediaCrationToolはウィザード(対話)形式のソフトウェアですので、基本は案内に沿って自分に必要な項目を選んでいけばOKです。
※ここからの作業にはかなりのデータ量(約5GB程度)をダウンロードする必要があるので、容量制限のあるテザリング等での実行はお勧めしません。無制限の常時接続インターネット環境での実行の方が望ましいでしょう。
起動してしばらく待つと下のようなライセンスに関する表示が出てきます。
問題なければ「同意する」をクリックして先に進めましょう。
次に下の画面になります。
今回はイメージファイルを取得するのが目的のため、下の「別のPCのインストールメディアを作成する」をクリックして選択し、「次へ」をクリックします。
次の画面ではどのWindows10を入手するかの選択項目が出てきます。
ここでは「このPCにおすすめのオプションを使う」にチェックが入っていれば基本的に問題はないかと思います。
※このチェックを外すことで、グレーアウトしている欄が解放されて選択できるようになります。必要に応じて選択してください。
問題なければ、「次へ」をクリックして先に進めましょう。
最後の選択項目として、USBドライブに直接インストールイメージを書き込むか、ISOファイルとして保存するかを選べます。
今回はイメージファイルが欲しいので、下の「ISOファイル」を選び、「次へ」をクリックします。
保存先のダイヤログが開きますので、保存場所とファイル名を付けます。
※だいたい5GBくらいのサイズがありますので、保存しきれる場所を選んでください。
準備ができたら、「保存」をクリックしてダウンロードを開始しましょう。
下のような画面に移れば正常に開始できています。
進行状況が0%で止まったりした場合は、ネットワークに問題があったりしますので、よく確認してから再度実行してください。
それなりに容量(約5GB程度)がありますので、環境にもよりますが、かなりの時間がかかるものだと思った方が良いでしょう。筆者の環境では30分程度かかってしまいました(一般的な光回線1Gbps)
ダウンロードが完了すると上のような画面が表示されますので、「完了」をクリックすれば終わりになります。この後に作業フォルダのクリーンアップが始まりますが、保存したISOファイルは消えませんので安心してください。
これでWindowsのイメージファイルをダウンロードができました!
このツールであればその時の最新のものが簡単にダウンロードできるので、悩むことなく実行できます。
早速ダウンロードできたISOファイルの中身を見てみよう
このISOをファイルをダブルクリックするとマウントすることができます。
「Setup.exe」を実行すれば手動でのアップデートやOS上書きができますし、自動修復ツールも使えます。また、OS標準の修復ツール「DISM」などを使えば、OS単体で出来ることよりも強力に修復を行うことができます。(sourcesフォルダ内のinstall.wimを使う方法等)
もちろん、このISOイメージをDVDやブルーレイ、USBメモリ等のメディアに書き込めば、別のパソコンで実行することもできます。
【おまけ】収録されているWindowsエディション
ISOイメージをマウント後に、下記のコマンドを実行すると、そのISOディスクの中にどのWindowsのエディションが収録されているかわかります。またインデックスと呼ばれるエディションを特定する番号を確認するのにも使えます。
dism /get-wiminfo /wimfile:E:\sources\install.wim
青マーカー部分は、マウントしたドライブレターに書き換えてください。
パスが通るようにすればOKです。
あとがき
今回はWindowsのイメージISOファイルのダウンロードの仕方を紹介させていただきました。
インストールや更新がメインの使われ方に思われることが多いのですが、仕事として携わっていると一番多いのは「OSの修復」に使用する機会が多いです。イメージファイルを使った場合、原因が分からないケースでも強力に修復できることが最大の強みです。
最悪、OSの再インストールをするときにも使えますしね。
昔はディスクで読み込んだり(遅い)、イメージを採取したり(保存先容量を圧迫)して何とかやっていた事が多かったのですが、インターネット環境さえあれば用意できるので楽になったものです。
最近の回線の速さやパソコンのディスク容量の増え方に時代を感じました・・・。
何かのお役立てれば幸いです。
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