こんにちは!今回はWindowsUpdateなどで更新プログラムの適用に失敗した際に、イベントビューアなどに「エラー 2359302」などのログが残った場合についてご紹介していきたいと思います。
事象
WindowsUpdateを手動で行った時、失敗したというダイアログしか表示されず、何もエラーを教えてくれないことはよくあります。
その際にチェックする項目として「イベントビューア」などがあります。
このイベントビューアの「Setup」の項目にログが記録されていることが良くあります。
このように今回の無言のエラーは「2359302」であることが分かりました。
原因
2359302エラーは「既にWindowsの更新プログラムが適用済み」の時に記録されます。
つまり、すでに適用済みという事ですね。
…
と終わることならなんでもありません。
この事象が発生したのはまだ適用されていないOSだからです。
この場合、適用されていないのに適用されているという情報がWindowsに書き込まれてしまっているのが原因です。
解決方法
本当に適用済みの場合であれば、Windowsのビルド番号(Winverコマンドなどで確認)と適用した更新プログラムのOSビルド番号が一致していればOKですので、特に作業は必要ないかと思います。
今回は一致していない場合の解消方法をいくつか紹介していきます。
①トラブルシューティングツールの実行
Windows10にはトラブルシューティングツールという便利な機能があります。
更新プログラムの適用で失敗した場合などはこれを使ってみるとすんなり解決してくれたりします。
特に今回のような未適用なのに適用済みと出てしまうような場合、Windows内部のアップデート情報が格納されているデータベースの破損などが考えられ、このツールがサクっと解決してくれます。
トラブルシューティングツールへのアクセスは設定から行います。
設定画面の更新とセキュリティをクリック
左メニューのトラブルシューティングをクリックし、追加のトラブルシューティングツールをクリック。※いきなりWindowsUpdateの項目があるパターンもあります
WindowsUpdateをクリックし、トラブルシューティングツールの実行をクリックすれば修復を行うことが出来ます。
②更新プログラムのアンインストール
これで解決できない場合、更新プログラムの適用が保留になっているケースが考えられます。
適用しようとしている更新プログラムに/uninstallなどのオプションをつけてコマンド実行すると、アンインストールが行えます。
少し専門的知識が必要になるかもしれないので、面倒であれば後述のOSの上書きを実行してしまったほうがいいと思います。
③OSの上書きインストール
OSの上書きインストールは、非常に強力な修復を行うことが出来ます。
今回のようなケースでは、適用されている更新プログラムの情報ごとインストールしようとしているOSのものに置き換わります。そのため一時的に情報が古くなりますので、更新は行う必要があります。
まずは更新できるようにOSをクリーンな状態にしてしまうという事ですね。
OSの上書きは過去に記事にまとめておりますので、こちらを参考に実行してみてください。
あとがき
今回は適用されていないのに適用されているという、矛盾を抱えたエラーの解決方法について紹介させていただきました。
言葉に表すと非常に気持ち悪い事象ですね…
よくWindowsUpdate中に強制終了や雷などの影響で停電などが発生してしまうとこのような状態になってしまうようです。似たような状況としてはノートPCで電池切れ等でしょうか…
パターンはいろいろ想定できると思います。エラー番号は違うにせよ、「更新して再起動中」のような画面がずーっと表示されているケースでも同じやり方で解決に至れると思います。
まぁ致命的とは言えない類のエラーかと思いますので、冷静に修復を試みてみれば、意外と何とかなると思います。
何かのお役に立てれば幸いです。
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