こんにちは!今回は「0x80070070」のエラーでWindowsUpdateなどが失敗する事象について解決方法を紹介していきたいと思います。
私の場合はWindowsの機能更新プログラム(:FU)実行時に発生しました。
エラーのダイヤログは非常にシンプルなため、なかなか原因にたどり着けない人もいると思います。
今回はFU時のエラー番号を確認する方法を復習しつつ、「0x80070070」の場合の対応方法を記事にしていきたいと思います。
事象
Windows10のFUを行うために、最新のWindowsのインストールディスクのイメージをダウンロードし、Setup.exeを実行した際に、下記のようなメッセージダイヤログが表示されて失敗してしまう。
かなりシンプルなエラー表示で、これだけでは何が原因なのかさっぱりわかりません。
ここまで読み取れる情報が少ないのは珍しいです。
こういった場合、イベントビューアやシステム情報習得ツールなどを使う事もありますが、今回はSetupact.logにてエラー番号を確認できました。
更新途中でのエラーでしたので、「C:\$WINDOWS.~BT\Sources\Panther\Setupact.log」内に下記のようなエラー番号の表示を見つけました。これにより、今回は0x80070070か0xC19001DFのどちらかを調べる事で解決していけそうですね。
SetupHost: Reporting error event -> [0x80070070, 0xC19001DF]
原因
「0x80070070」エラーはストレージの空き容量が足りないことが主原因です。
よく、空き領域が不足していますとセットで見つかることが多いのですが、シンプルな表示のせいですぐに発覚しませんでした。
他のバージョンのWindowsなどではもっとわかりやすく表示されているようでした。
Windowsのエラー番号はある程度バージョンが違っても同じ意味を持っていることが多いです。
解決方法
空き容量が少ないという理由なので、単純に空き容量を増やしてあげればOKです。
空き容量を増やすには、不要なファイルやアプリケーションの削除、ディスクのクリーンアップツールの実行、その他何かしたの原因でディスクを圧迫している不具合の解決などがあります。空き容量の確保の目安は大体20GB程度用意できれば安心だと思います。
空き容量が確保出来次第、再実行してみましょう!
また、「0x80070070」は「空き容量が少ない」というより、「作業するための容量が確保できない」がより正確に意味しています。
システムのエラーやハードディスクが壊れていたりすると、空き容量があるにもかかわらず作業領域が確保できず、同エラーが起きることもあります。一度システムの修復を試みても損はないかと思います。
まぁ、もっと容量の大きいストレージに交換してから実行するのも一つの手かもしれません。
その場合はお財布と予算の相談ですね。
あとがき
今回は、Windowsが作業領域が確保できないため更新失敗する事象について書かせていただきました。
調べてみるとかなり多くの人が同じエラーで悩んでいることが多いという事もわかり、一つの方法として記事にできたことはうれしく思います。自分の経験上でも確かにWindowsの更新でこのエラーになる人が必ずいますね。
特にSSD搭載モデルを使っている方に多くいる印象です。
SSDは動作が早い代わりに容量が少なく、モノによっては64GB程度しかなかったりすることも多いです。かく言う私も数年前までは64GBのSSDを使っていたのでいつも容量不足には悩まされていました。
HDDモデルは動作が遅い代わりに、容量の大きい物が搭載されていることがほとんどですので、あまりこのエラーになることはないのかと思います。
また、SSDは空き容量が少なくてもあまり動作が遅くなるようなことはありませんが、HDDは30%程度の空き容量がないと動作が遅くなってしまう傾向にあるので、「空き容量が少なくなったから空けよう」というきっかけが少ないのも原因の一つなのかもしれません。
空き容量はしっかり確保して余計なエラーに時間を取られないようにするのが良さそうですね。
なにかのお役に立てれば幸いです。
コメント