こんにちは!今回は昔からよくある「0x8024402C」エラーでWindowsの更新やオプション機能のインストールが失敗してしまうケースについて解決方法を紹介していきたいと思います。
事象
私のケースでは、オプション機能のインストール時に発生しました。
下記のようなエラー画面が表示され、機能インストールに失敗しています。

これが出たコンピュータでは他のオプション機能のインストールも同様のエラーが表示され、WindowsUpdateを行っても同じエラーコードが返ってくることが多いです。
このことから恐らく、共通の原因によって引き起こされていると推測できます。
原因
このエラーコードはMicrosoftのサーバーとのやり取りが中断、もしくは繋がらないことによって引き起こされるものです。
通常、WindowsUpdateもオプション機能のインストールもMicrosoftのサーバーからデータをダウンロードして実行しています。その都合上、通信が取れなくなってしまうとこのエラーコードが表示されて処理が止まってしまうようです。
途中で中断されるという事象の性質上、発生するとシステムに重大なダメージが残ることもしばしばありますので注意が必要です。
解決方法
インターネット接続が安定しているか確認する
インターネット回線が安定していない場合、途中で通信が途絶えてしまうケースがあります。
昨今のインターネット回線はかなり優秀になっておりますので、基本的に有線接続であれば特に問題になることは少ないでしょう。
ですが、携帯電話を用いたテザリングや、旧規格のWifiルーターなどを使用している場合、突然の断絶も十分に考えられます。このエラーが発生するような環境でしたら、可能な限り優先LANを用いたほうが安心でしょう。
また、再起動せずに何度もリトライするとインストールが完了することもあります。
これはネットワークが安定していない証拠でもあるのですが、うまくいくときはたまたまうまくいきます。原因は解決していないので、ネットワークの改善は必要でしょうが急場しのぎにはなると思います。
プロキシ設定などが正しいか確認する
プロキシ(:中継サーバ)を設定している場合、もしかするとMicrosoftのサーバーへのアクセスを遮断していることがあります。特に会社の社内ネットワークや公共のWifiなどではそのあたりの設定がシビアに設定されている可能性があります。
その場合はプロキシの設定を自動検出にするか、別のネットワークに接続することで回避できるかもしれません。

設定を自動的に検出するにチェックを入れてみる
プロキシサーバーのチェックを外してみるのも一つの手かもしれません。
まぁ、企業内LANなどではあまり有効な手立てとはいえませんが・・・。ネットワーク担当者に聞いてみるとよいかもしれません。もしかしたらWindowUpdateサーバーへ接続する際の設定を別に用意しているかも。
マルウェアやウィルスチェックを行う
あまり疑いたくないケースですが、何かのウィルスに感染してどこかのサーバーに中継するように設定されてしまったかもしれません。
その場合は当然Microsoftへ繋ぎにいっているつもりが、まったく別のサーバーへ接続してしまっている可能性があります。
ウィルス対策ソフトなどで完全スキャンを行って、その可能性をつぶしておきましょう。
最悪同じネットワーク内にいる人にも被害が及んでしまう可能性がありますので、確実にネットワークから隔離して行いましょう。
システム修復を試みる
システムの一部に破損があり、ネットワーク情報がうまく取り扱えていない可能性があります。
一旦修復系のコマンドを一通り試した後、再度接続するとうまくいくことがあります。
システム修復系のコマンドはこちらの記事を参考にしていただければと思います。
ローカルでインストールを試みる
WindowsUpdateであれば、WindowsUpdateカタログからダウンロードしてローカル実行すれば適用自体はできると思います。適用したいKBの番号をメモしておいて検索すれば見つかると思います。
■WindowsUpdateカタログ
https://www.catalog.update.microsoft.com/Home.aspx
オプション機能に関してはボリュームライセンスセンターからダウンロードするFODのISOファイルを展開するとパッケージがあるのですが、一般のマイクロソフトアカウントではできないので管理者向けですね。
■ボリュームライセンスセンター
https://www.microsoft.com/Licensing/Servicecenter/default.aspx
■Microsoftの参考記事
あとがき
今回は「0x8024402C」エラーでWindowsUpdateやオプション機能のインストールに失敗する場合の解決方法を紹介させていただきました。
WindowsUpdateの自動更新が有効のまま、テザリング中に実行されてしまうとよくこのメッセージを見かける気がします。あまり有線で接続されているような環境ではみませんね。
むしろ、有線の環境だと「0x800f0954」エラーのほうがよく見かける気がします。
「0x8024402C」エラーはWindowsそのものの問題よりもネットワークの問題のほうが依存度が高い気がします。学校や企業などの凝ったネットワーク環境だと困ってしまう事もしばしば。
私の体験したケースではこれらの方法で回避することができましたが、他にも未知の解決方法があるかもしれません。なにか情報をおもちでしたら是非ともコメントで教えていただけると嬉しいです♪
何かのお役に立てれば幸いです。
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