こんにちは!今回は1行のコマンドで「ユーザプロファイルのファイルパス」を取得するコマンドの紹介します。
ソフトウェアがインストールできなかったり、変なアカウントがPCに登録されている?などと言った時、この1行コマンドでユーザプロファイル一覧を表示して確認してみてください。
もしかしたら何かヒントが見つかるかもしれません。
また、機能更新プログラムなどのWindowsUpdateでは、「ユーザプロファイル」内のデータを新しいOSに適合するよう変形しながら移行する処理があります。その時「ユーザプロファイル」におかしなファイルがあると何度やってもWindowsUpdateが失敗する!といったこともあります。そんなときも役立ちますよ!
やりたいこと
現在のWindows10標準のコンソールである「Powershell」でコマンドを実行し、ユーザープロファイルのパス一覧を取得したい。
使い方
PowerShellに以下のスクリプトを「コードをコピー!」して貼り付けて実行するだけ。
自身のPC上の「ユーザプロファイル」のパス一覧を取得して表示してくれます。
これを見ると、ユーザープロファイルが1つ、システム用のプロファイルが3つ存在しているのが分かります。
スクリプト例
Get-CimInstance -ClassName Win32_UserProfile | Select-Object -Property LocalPath
解説
「Get-CimInstance」コマンドレットは「WMI=Windows Management Instrumentation」と呼ばれる、Windowsのほとんどあらゆる情報を持ったデータにアクセスできるコマンドレットになっています。
ここでは、「-ClassName Win32_UserProfile」のオプションをつけることで「ユーザプロファイル」の全ての情報にアクセスし、その後「Select-Object -Property LocalPath」で「ユーザプロファイル」のローカルパス(=LocalPathプロパティ)のみを選択して表示しています。
ほとんどのWindows上の情報はこの「WMI」から取得できますので、詳しく知りたい方は調べてみてください。メモリの搭載量やCPU、OSのバージョンやハードディスク、接続されたUSBやインターフェース等も取得できます。
あとがき
今回は1行のコマンドで「ユーザプロファイルのファイルパス」を取得するコマンドの紹介をさせていただきました。
「ユーザプロファイル」は、WindowsUpdateやPCを使ってるときのエラー等でしばしば確認の必要が出てきます。その理由はプロファイルの中に移動できないような謎のファイルが出来てしまうからです。
特に多いのがバックアップとしてプロファイルの中にプロファイルのコピーを取ってあると失敗してしまうケースですね。そんな時でもこのコマンドでプロファイルを調べてみると面白い結果が出ると思います。
まぁ、自分のPCに登録されているユーザ情報を確認するときに、1行で情報を拾ってこれるのはそもそも便利だと思います!自分だけが使うコンピュータならいざ知らず、複数人で使っているなら自分以外のだれが使っているかも調べられるわけですしね。
また、上述の通り「WMI」は使いこなすと非常に便利です。
ソフトウェアのインストール等でも、「OSのバージョン」や「搭載物理メモリ量」などを取得するときに仕様と比べることもできますし、「WMI」が正常に動作していないために情報を取得できずに失敗などもあります。
もっと詳しく知りたい方は、是非「Get-CimInstance」のコマンドを調べてみてくださいね。
機会があればもっとWMIについては記事にしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします♪
何かのお役に立てれば幸いです。
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