こんにちは!今回はWindowsの小技を紹介していきたいと思います。
地味に嫌なショートカットを作成するときに自動的についてしまう「-ショートカット」を付けなくする方法です。
普段あまり気にしている方はもしかすると少数なのかもしれません。ですが、ショートカットを作成するたびにすべてのリンクファイルに「-ショートカット」がつくのは少し目障りです。
一つ、二つ、くらいではそれほどでもありませんが、普段からショートカットを作成する人は、数十個のファイルに同じくショートカットと付いてしまい精神衛生上よくありませんね。
手動で一個一個消していく人も中にはいると聞きます。それは一回一回は小さくとも、積もれば大きな手間になってしまいます。
そんな自動で「-ショートカット」を付ける機能をレジストリを変更して無効化してしまいましょう!
無効化したい「-ショートカット」を付け加える動き
Windwosはデフォルトの状態でショートカットを作成すると、必ず「元のファイル名」に「-ショートカット」を追加した名前にしてしまいます。ファイル名だけを見てショートカットか判断できるという意味では利点ではあるのですが、そもそもアイコンにショートカットマークがついていますし、普段使いではあまり意味がありません。
下の画像のように大量にショートカットを配置していると、特に「-ショートカット」が目立ってしまいます。ショートカットを多用している人にとっては邪魔に感じても無理はないです。
今回は、この自動で追記してしまう動きを無効化していきましょう。
該当するレジストリと無効化する値
無効化にするためには下記のレジストリを操作します。デフォルトでは値が## 00 00 00 (#は0でない値)になっており、*1「ショートカットを作るたびに##の値が変化」しています。この先頭の値を00に変更してあげればファイル名に付加する動きを抑制することができます。
キー:HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer
サブキー:Link
レジストリの種類:REG_BINARY
値:00 00 00 00(無効化)
※デフォルト値:## 00 00 00(有効)
レジストリエディタで開くと下の画像の様になります。
このレジストリは、「HKEY_CURRENT_USER」ですので、設定したユーザーのみに有効な設定値です。ですので、他のユーザーでは反映されないのでご注意ください。
「HKEY_CURRENT_USER」のレジストリはログイン時に読み込まれます。
レジストリ変更後はログオフ/ログインが必要になります。再起動でもOKです。
また、レジストリ編集直後にログオフせずにショートカットを作成してしまうと、*1の動きのせいで設定がもとに戻ってしまうのでこちらも注意してください。
コマンドで無効化する
今回の変更箇所はレジストリですから、下記の様にREG ADDコマンドを使って実行してしまうのも一つの手です。先程のレジストリ情報をそのまま反映する形になっています。
これであれば、わざわざエディターを起動して手作業する必要もありません。特にコマンドであれば、入力ミスのような間違いがないですしね。
reg add "HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer" /v Link /t REG_BINARY /d 00000000 /f
こちらもレジストリを変更するだけですので、新たにショートカットを作成する前にショートカットを作成してしまうと元に戻ってしまいます。必ず、再起動か、ログオフ/ログインをしてからショートカットを作成してください。
元に戻すには
この判断は非常に難しいと感じたのですが、レジストリのバックアップを取っている方はそれをインポートするのが間違いないと思います。一応、私の環境では値が15 00 00 00の時のバックアップにて元に戻すことができています。
ですが、いろいろ試してみたところ、値が00 00 00 00でなければ有効という動きを確認しています。
簡易的には値:01 00 00 00でもショートカットに名前を追記する動きに戻せているのでそれでも良いと思います。(具体的に数値が何を意味しているのかは残念ながら分かりませんでした。恐らく0でなければ名前に追記するのだと考えれています。)
あとがき
今回はショートカットに勝手に名前が追記されてしまう機能を無効にする方法について紹介させていただきました。
ちょっとした小技ではあるのですが、常に目につく部分ではあるので精神的な効果は高いと思います。
気になる人は本当に気にしますからね・・・こういうところは。ちょっとしたイライラが解消されるだけで作業は各段によくなりますし、割とおすすめなカスタム項目だと思っています。
従来のWindowsでショートカットの名前付け足しをオフにしている人にとっては、あの目障りな「-ショートカット」が解消できるのは願ったりかなったりでしょう。
昔はこの手の設定を変更できるツールが結構たくさんありました。カスタム派にとってはとても有用だったのですが、Windows10になってからは対応しないソフトも多くなってしまいました。
恐らくWindows10は定期的な更新をする特性上、それに追従したり、適用した設定を維持していくのが難しいのかと思います。
それでもまだまだカスタムする方法は見つかっています。
ちょっとずつでも紹介していければいいなと思っています。
何かのお役に立てれば幸いです。
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