【Windows】隠しフォルダよりもっと強力な「attrib」を使って一般ユーザーに見えないフォルダをつくってみよう

Windows

こんにちは!今回はAttribコマンドを使った、一歩進んだフォルダの隠し方を紹介していきたいと思います。

この隠し方で見えなくすると、よく言う「隠しフォルダ」の表示ですら見えなくなってしまうという強力な方法です。誰でも見られたくないデータの一つや二つあるわけで、この方法で隠してしまえば相当詳しくないと・・・というよりかはフォルダの名前を知らないと簡単には開くことができなくなりますので秘密保持にはとても有効です。

まぁ本来は消されたら困るようなシステムに密接なファイルを保護するためのものですので、乱用はご法度ですが…(汗

やりたいこと

・隠しフォルダ・ファイルを表示する設定になっていても、見えないようにしたい

通常、隠しフォルダや隠しファイルと呼ばれるものはプロパティ画面から隠しファイルにチェックを入れると設定できます。特に設定を行っていないWindowsではこれで見えなくすることができます。

ですが、これだけでは「フォルダオプションの隠しファイル・フォルダを表示する」設定を行うと、半透明なアイコンになるだけで、完全隠されている状態にはなりません。

企業で働いているSEさんなどで、消されたら困るなぁというケースでは、これだけで対処するとちょーっと詳しいユーザーに中身を改ざんされたりと悩ましいものです。

今回のAttribコマンドではシステム保護ファイルに指定した上で隠しファイルにすることで、このフォルダオプションによる隠し表示設定でも見えない状態にすることが可能です。

コマンド例

attrib +s +h C:\秘密のフォルダ

解説

Attribコマンドはフォルダやファイルの属性を調査したり付与したりするコマンドです。
結構たくさんのオプションがあるのですが、他のコマンドでも代用できたり、そもそもそんなことをしなくちゃいけないケースが少ないため、今回は属性の付与のみに注目していきたいと思います。

まず、属性の付与の仕方ですが、

attrib +s +h [付与したいフォルダやファイルのパス]

「+s」のように+に属性を表すアルファベット1文字を付けるとその属性を付与、逆に「-s」のように-をつけると属性を外すことができます。

属性を表すアルファベットはたくさんあるのですが、代表的なものは下記のようなものでしょうか。

R 読み取り専用ファイル属性
S システム ファイル属性
H 隠しファイル属性

※読み取り専用はデータの上書き変更できなくしたりするものです。

ここで重要なのは「S」システムファイル属性なのですが、これと同時に「H」隠しファイル属性が設定されていると、たとえ隠しファイル・フォルダの表示が設定されていても「見えなくなります」

この存在を確認するには、コマンドプロンプトで「dir /a」などを使ってしっかり探さないと見つけることができません。

一応、元に戻すときは、下記のように「+」を「-」に書き換えてくださいね。

 attrib -s -h [付与したいフォルダやファイルのパス]

また、この隠しフォルダの名前がわかっている場合、直接エクスプローラーのアドレス欄やファイル名を指定して実行などに直接パスを書き込むとアクセス自体はできてしまうので注意してください。

あとがき

今回はAttribコマンドを使ったフォルダやファイルをかなりシッカリと隠してしまう方法を紹介させていただきました。

用途は様々かと思いますが、ITの仕事をしているとどうしても好奇心の強いユーザーは一定数いるもので、どうしても弄られてしまうんですよね。特に半端に隠しフォルダなんかを作っておくと嬉々として中を開き、余計な事をして動かなくしてしまう人は本当に冒険家なのだなぁと感心します。

この方法であれば目に触れることもないですし、システムファイルとして認識されているので、削除や変更にも多少の耐性があります。配布ファイルなどに付与しておけば管理者としては安心できるかもしれません。

また、その性質上、人目に触れたくないファイルやフォルダに付与しておけば、よほど詳しい人でない限り発見することも困難なので、家族や恋人に見られたくないデータに設定するのも有用な方法かと思います^^;

何かのお役に立てれば幸いです。

こんにちは!今回はAttrib

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